戦略日記
1位主義の意義 #40
経営の目的は1位主義です。
私たちは何のために仕事をしているのでしょうか?
給料のため、お金を稼ぐため、生活して生きていくため、家族のため等など様々な答えがあるかと思います。これ以上に「良い仕事がしたい」「ある道を極めたい」「世のため人のためになりたい」と志を持つ必要もあります。
私たちの社会は、おびただしい人数の幾重にも及ぶ手間による仕事によって構成されています。
例えば、どこかの生産者が丹精込めてお米をつくり、物流して、店頭に並んで私たちの口に入ります。たくさんの人によって手に入れることができるのは言うまでもありません。誰もやってくれなければ、自給自足をを余儀なくされます。
人として生まれたからには、社会の中で何らかの役割を果たしていかなければなりません。
企業も同じく、組織を編成し集団として行っていることになります。ある分野、カテゴリで一番輝く存在となり、事業を通して世のため人のためになると建前だけに終わらず、本気で思わなければいけません。
売上はお客さんのお役立ち高です。その中の利益は、お客さんへのお役立ち料と言えます。
お客さんや社会の役にたっているからこそ、売上であり、利益を頂戴するのであります。役に立たないけど、とにかく稼ぐという企業が時々ありますが、長続きしません。
●企業は何のために競争するのか。
●企業は何故、1位にならなければいけないのか。
競争は、社会やお客さんへのお役立ち度合いを切磋琢磨してお互いが、より良いクオリティを高める向上戦です。競争があるからこそ良い商品、サービスが生まれます。その中からお客さんが一番満足するものが選ばれるのです。この1番を最も多く集めた企業、1番お役に立ったものがナンバーワンです。過去に「2位じゃダメなんですか?」と政治家が言って流行しましたが、2位ではダメなのです。
大切なお客さんにとって、1番良いものを知ってもらい提供する尊い仕事を続けていかなくてはいけません。私たち戦略経営者は、1位企業としてお客さんと社会のお役立ちに貢献する重要な意義と役割があるのです。