カテゴリ1位になるためには、先ず自社の強みを徹底的に分析してみましょう。
競合に対して、これなら負けないという強みをハッキリと打ち出します。弱みの克服は、あえてしないようにします。思考とパワーが分散するからです。

御社の強みは何ですか？と尋ねると「素晴らしい社員がいることです。」と多くの経営者が答えます。どのような特徴がありますか？と続いて尋ねると「…..。」と明確な答えが返ってきません。
確かに素晴らしい社員かも知れませんが、どの会社でも同じような回答となります。これは競合との差別化につながる強みとは言えません。

他にもよくあるケースとして、会社のホームページなど情報発信でありがちなのが「これもできます。あれも出来ます。」「なんでも出来ます。」のように、何でもかんでもたくさん訴求しているものを見かけます。色々できた方が事業の幅が広がるし、オールマイティーであることが良いことだと勘違いしがちです。

しかし、実際「なんでもご相談ください。」という会社には、なかなかお願いしにくいのです。なぜなら「これをお願いしたいなぁ。良い会社ないかなぁ。」と思ったときに、一番目に思い出されにくいからです。だから、「なんでも出来ます。」とか「色んなこと出来ます。」は、「得意なこと、ありません」と実質一緒になってしまいます。要するに「特徴となる強みはありません。」と言っていることと同じなのです。

何かに特化している会社の方が思い出されやすいし、もう少し言えば、「我が社はこれをやっていくんだ」という思いのある経営者の方が魅力に感じます。

一点突破全面展開
キリで穴を開けるイメージで、徹底した強みをもって一点突破する。そして全面展開（横展開）を行う。他ごとには目もくれずに、これだけを実践していけばダントツ1位になる確率は一気に高まります。集中の効果、分散の危険です。