戦略日記
戦略ブランディングで経営のブレない軸をつくる #15
ブランディングとは、自社ブランドに対して顧客のロイヤリティや共感性を最大限に高めることで、独自の価値を創造し「競合他社との差別化を実現する」経営戦略のことです。
例えば、ある商品を類似した競合相手の別の商品から区別するために、商品・サービスのデザインやシンボルマーク、ブランドロゴ、名称、コンセプト、記号など、様々な要素を組み合わせてブランドを形作ります。そして「ブランド」を顧客にに認知(知ってもらう)していただき、市場におけるニーズを知り自社の強みやポジションを明確化するのが「ブランディング」という活動になります。
わかりやすく言えば「〇〇といえばあの商品」「このロゴマークはあの会社」といったイメージを市場や顧客に訴求し、愛着を感じてもらい、浸透させるのがブランディング活動の目的となります。
商品・サービスありきではなく客層戦略から導き出されなければなりません。
なぜならブランディング活動が、集客、販促などあらゆる局面において、特定した客層によって競合他社との差別化を図ることができ、経営、営業活動を有利に展開することに寄与するからです。
自社のブランドの方向性に沿って
(1)どの客層を対象とするのか
(2)どんなイメージを持ってもらいたいか
(3)どんな価値を提供したいか
ということを明確にしていきます。
そして、そのブランドが目指す価値や強み、武器になるものを明らかにし、明確に伝える言葉(コンセプト)を決定していきます。「顧客や消費者からこう思ってもらいたい」いわばファンになっていただくことになります。
顧客との接点ポイントとして
●ブランド名
●ブランドロゴ
●ブランドカラー
●ブランドメッセージ(コンセプト)
●チラシなどの広告物や販促品
●Webサイト
●商品の外観、パッケージなど
一貫性を持つことが重要です。
ブランディングには副次的効果もあります。ブランドが浸透することによって、社員たちの意識が高まり具体的行動指針にも繋がっていきます。経営理念とのリンクがあればより効果は高まります。
今回、弊社は戦略設定に基づきホームページを全面リニューアルしました。
◆ブランドネーム
【一望千里】
◆コンセプトメッセージ
【戦略眼を、鍛える。】
◆ミッションステートメント
【Lead to the 1st place.】
人はついつい忘れてしまうもの。このようにブランディングによって形になったものは、未来に向けて進むべき道標となり、いわゆるブレない軸、正にコンセプトとして経営を推し進めていくことが可能となります。