戦略日記

社長はやってはいけないことを知る必要がある #181 

社長はやってはいけないことを知る必要がある #181 

50期を数える戦略社長塾が開講しました。ランチェスター戦略の認定講師となって1期のクラスを立ち上げたのが、ちょうど4年前の5月でした。これまで約200名の経営者の方々が戦略社長塾を受講されました。ほとんどの経営者が「もっと早く知りたかった。」と異口同音に感想を述べられます。

戦略は、文字通り戦いを略すこと。競合ライバル会社と戦わずに勝つ、負けないようにすることに尽きます。つまり、経営者として「やってはいけないことを知る。」ことです。ところが世の中の中小企業経営者の大半は、この逆を必死になって行っています。

なぜなら、戦略を知らないからです。戦略の知識がないために苦労ばかりで成果に繋がっていないのです。経営者であれば、経営戦略を知ることは当然至極であり、学ぶべき必須事項であると断言しても良いと思います。

私が40歳の誕生日に、不徳の極みで当時、経営していた会社を倒産させ、自己破産という苦い経験をした過去を振り返れば、「社長としてやってはいけないこと」を誰よりも骨身に染みてわかっています。

経営において、志や理念は強い力となります。しかしながら、それだけでは勝ち続けることはできません。社長の重要な任務のひとつは会社を潰さないことです。そのためには、経営全体を洞察する「眼」を鍛え続ける必要があります。

社長の教訓として、未来へ向かう経営者たちが同じ過ちを犯さないよう、機会あるたびに重要性を伝えていかなければならないと使命をもって5年目のスタートをします。