戦略日記

3の強さを大切にする #128

3の強さを大切にする #128

石の上にも三年という諺があります。

2020年4月26日、世の中がコロナ禍になり先行き不透明な中、「第1回 一望千里舎ランチェスター戦略勉強会」をオンラインZoomで開催してから三年となりました。

古くから数字の「3」は、その読みが「みつ」であることから、「満つ(みつ)」や「充つ(みつ)」と意味を重ね合わせて、満たされる、思いや願いが叶う、充足感などを象徴する縁起の良い「言葉」として考えられてきました。

正月の三が日は、お祝いとして3段重ねの盃それぞれに、3回に分けて酒を注ぎ、3回で飲むというお屠蘇の所作があり、祝いのしるしであるとされ、これは神前結婚式での三三九度の所作と同じです。

他にも近江商人の「三方良し」や毛利元就の「三本の矢」、「早起きは三文の徳」「三人寄れば文殊の知恵」などなど。

私たちが住んでいる三次元世界も縦・横・高さという3つの座標で表される広がりから成り立っています。「過去・現在・未来」「上・中・下」「朝・昼・晩」「司法・行政・立法(三権分立)」など、この世には「3」にまつわる諺や格言、教え、表現などが多く見られます。

人間界や自然界を包括する宇宙の法則の中には「三位一体」という根本原理が存在します。なぜならば「三位一体」は安定を作る概念だからとのことです。例えば、三角形は四角形に比べて「強い」構造を持っている安定した形で、建築物や橋の設計にもよく使用されている形だそうです。

このように「3」は、色々な角度から考察してみて、素晴らしい意味を持つことから縁起が良いのと力強さも併せ持つ数字と言えると思います。

ランチェスター戦略においても「3倍必勝の法則」をはじめ戦略を構築する上で「お客(市場)・競合・自社」との3者間の関係が重要となります。経営の勉強においても他者より3倍の量をかけて実践、継続することも大切です。

おかげさまで3周年、これからも「3」という数字を意識して、カテゴリ1位となり未来永劫に続く戦略経営者をより多く輩出することを肝に銘じて研鑽を重ねていきたいと思います。