戦略日記
「継続は力なり」の核心 #101
「継続は力なり」を座右の銘とする人はとても多いと思います。
一つのことに集中して永続的に続けることは並大抵ではありません。自身、過去を振り返り「何かをずっと続けてきたものは果たしてあるだろうか。」と問いても直ちに出てくるものがないことに反省しています。
人は誰もが物事に飽きやすく忘れてしまうものです。
目指すビジョンや目標を達成するためには、その目的を見失わず成果にフォーカスし続けていくことが必要となります。「継続するぞ!」と意気込んだとしても成果に結びつかないと力にはなりません。
ここに一枚の紙があるとします。ひらひらと落ちていくこの紙の厚みはわかるでしょうか。薄すぎて分かりにくいと思います。
継続するということも一回や二回では、この紙の厚みのようなものです。しかし、500回続けたらどんなことが起きるでしょうか。500枚の紙が積み重なると厚みはもちろん、簡単に動かすことが難しいほどになります。
経営に深みが出るということです。
継続した量は、強さとなり他者を凌駕していきます。
ここで大切なことは、何に対して量をかけるのかということではないでしょうか。何でもかんでも、闇雲に量をかければ良いということではありません。これだといくら時間があっても足りなくなってしまいます。
先ずは一つのことに集中して量をかけていくことが成果創出の近道となります。
「こんなに頑張っているのに…」という努力の過程に目が行きがちですが、目的と目標を達成するために継続することが大切だと痛感します。
そして「やってはいけないことを知る」ことで、間違ったことに量をかけていくことだけは避けたいと思います。
子供の頃、父親から「人の3倍、努力しなさい。」と教えられた人は多いと思います。今思えば、決して精神論だけではなく、継続する量が大切という理にかなった教訓であると感じます。