戦略日記
2/17/30 の結論 #77
おかげさまで創業17周年を迎えました。
2005年4月1日に個人創業をして多くの方々のお支えをいただき、これまでを振り返りながら心から感謝申し上げます。
当時、亡き父へ創業の報告をした際、「お客さんに可愛がってもらえるように。」たったひと言だけ言われたことが今でも忘れられません。
ランチェスター戦略をお伝えする身になり2年。
創業から17年。
経営者の肩書きがついて30年。
これまで様々な経営の勉強を重ねてきましたが、私にとってランチェスター経営戦略は結論となりました。昔から「こういう明確なもの」を探し求めていたのかも知れません。
社長として具体的に、いったい何をするべきなのか。経営とは何か。経営戦略とは何なのかと質問された時に明確に答えられる社長は少ないと感じます。私自身が正にそうでした。
経営戦略という言葉は、普段からよく使われていますが「経営とは何か」と同様に曖昧になっていることが多いのです。
経営戦略の重要性として3つのポイントがあります。
1. 会社が存続し続けること
2. 市場において競争優位な存在であり続けること
3. 社長の理想の形にできること
経営は成功すれば素晴らしいことでありますが、残念ながら毎年、法人だけで約10万社が廃業、倒産するという厳しい現実があります。市場は競争原理に基づいていますので、好む好まないに関わらず勝者と敗者に分かれてしまいます。
経営の根幹となる戦略を理解していない多くの中小企業の社長は、自社の強みをしっかり掴んでおらず、結果的に脆弱で守りが弱いということになっています。
全ての経営活動は、戦略を基盤として行われますので、この戦略が間違っていると多くの実践したことが無駄になってしまいます。もともと少ない中小企業の経営資源も無駄に使ってしまうことになります。
経営戦略は、誰でも立案することは可能です。単なる勘や思いつきでもできます。しかし「それが正しい戦略であるのか」「有効な戦略か」となると、話は全く変わってきます。会社の命運を大きく左右する重大事項なのです。
自社の命運が決まる戦略を立てることが重要であるわけですから、このことを知らないで経営ができるわけがありません。「そんなことは当然だ。」と感じると思いますが現実は違います。
実は、驚くほど多くの経営者は戦略のことを知りません。戦略のことを真剣に学ぼうとしません。こうなると当たり前のように失敗していきます。
自社において有効な経営戦略を構築していくことは、「社長の仕事」として最も重要な仕事の一つです。よって戦略を学び、深堀りを続けることは失敗することを避けるために必要不可欠となります。
これらは30分の17分の2を迎えた日に、私自身の戒めでもあります。
Lead to the 1st place.
ランチェスター戦略をご一緒に学び実践する中小企業がカテゴリ1位となり、一人当たりの粗利益がどんどん良くなり、大切な社員へ良い給料が出せて、家族に「いい会社に入った。」と喜んでもらい、顧客に愛され、地域で一目置かれる企業を多く輩出して日本が良くなるように心血を注ぎ精進していく覚悟です。